Japanese Campaigners join the Leard Blockade (Japanese) リアード・フォレスト・アライアンス 日本人活動家がリアード・ブロケードをサポート

リアード・フォレスト・アライアンス

日本人活動家がリアード・ブロケードをサポート

 

モールス・クリークを訪問した熱帯林行動ネットワーク(JATAN)は今朝、出光のボガブライ炭鉱の運搬網を止めるブロケードに合流した。JATANは、リアード州有林の破壊停止を求めるリアード・フォレスト・アライアンス(LFA)の活動に参加した。JATANLFAは、モールス・クリーク・プロジェクトの建設工事の停止と日本の国際協力銀行(JBIC)によるボガブライ炭鉱への融資凍結を求めている。

 

リアード州有林はリバプール平原の最後に残された最大の森林地帯であり、地球上にわずかに0.01 パーセントしか残されていない絶滅危惧種、ボックス・ガム森林エリアの一部を擁している。州有林はまた、396種の動植物の生育地帯として知られ、その中には、コアラ、キキョウインコ(turquoise parrot)、オプトフクロモモンガ(squirrel glider)など28種もの危惧種が生息している。

 

「関連する企業は、たんに生物多様性オフセットなどでは代替できない、かけがえのない森林の破壊に加担している」とLFAのスポークスパースン、メレ・マクドナルドは語っている。

 

また、JATANのスポークスパースン、原田公は、「日本の政府系機関のJBICによる融資によって、オーストラリアの森林と農地が破壊されているさまを目の当りにした」と、現地での印象を述べている。

 

出光のボガブライにとホワイヘイヴン(Whitehaven)社によるモールス・クリークは、1100ヘクタールの、絶滅が危惧される貴重な森林地帯を皆伐しようとしているが、両社が進めているオフセットはまるで不十分なものだ。日本の電源開発(Jパワー)と伊藤忠商事はそれぞれ、モールス・クリーク炭鉱の10パーセントと15パーセントの権益を保有している。

 

「今年のはじめに行われた上院による調査によれば、オフセットポリシーは形式的なものであることを物語っている。ボガブライとホワイヘイヴンのケースで言えば、オフセットはでっちあげというしかない代物だ」とメレ・マクドナルドは話している。

 

JBICは出光のボガブライに巨額の融資を行っているが、こうした破壊への加担はかれらの環境社会配慮ガイドラインから明らかに逸脱している。先住民の文化遺産と貴重な自然ばかりか、住民の生活に欠かせない土壌、水源、大気に対する悪影響が懸念されている。こうしたインパクトは国境を越え、地球的な規模の影響をももたらすものだ。JBICは絶滅危惧種の森林の破壊に融資することでかれら自身のポリシーに違反している。

 

「気候変動といった大きなインパクトに加え、森林、農場、聖地への影響を考えれば、JBICは出光への融資を凍結すべきだ」と原田公は語っている。

 

「ふたつの炭鉱開発がもたらす影響は森林の破壊にとどまらない。地域の農家の生産性にも長期的なダメージを与え続けるだろう」とメレ・マクドナルドは述べている。

 

オーストラリア問合せ先

メレ・マクドナルド(Meret MacDonald)

リアード・フォレスト・アライアンス スポークスパーソン(Leard Forest Alliance Spokesperson)

電話0402 017 027

 

日本の問合せ先

原田 公(Akira Harada)

熱帯林行動ネットワーク(Japanese Tropical Forest Action Network Spokesperson)

電話+81 90 9156 1291